2012年12月6日木曜日

ビジネスアイディアブラッシュアップ体験会終了


去る11/30と12/4に松阪商工会議所様、三重県、そしてMブリッジの恊働事業による、「ビジネスアイディアブラッシュアップ体験会」が終了しました。体験会と銘を打ちながら、イメージとしてはダイアログ、というものでした。

まずは、ご参加いただいたみなさん、まことにありがとうございました。2回とも満員の状況で、とても熱気にあふれた、対話の場となりました。

この体験会は、それに先立つ2回のビジネスアイディア創出ワークショップにご参加いただいたうちから、われこそは!という地域課題解決のためのビジネスプランを全部で9つ持ち寄っていただき、それについて、参加者さんでブラッシュアップするというものでした。

今回のワークショプに関しては、池山としては次の二点が課題でした。まず一点目は、ビジネスアイディアという、具体的なものを扱い、それには先見性を伴い、センシティブなものであることに配慮すること。

もう一つは、アイディアワークの二つの側面「拡散」と「収束」このうちの、後半部分、「収束」のみのワークショップであること。

この2点について、心配りをすることが今回の課題でした。

まず1点目については、「ここに出されたアイディアについては、共有財産としてあつかってください」というコンセプトを最初に皆さんにご説明しました。

2点目については、手法として「6ハット」(原典はエドワード・デ・ボーノ「会議が変わる6つの帽子」)といわれる、水平思考を使い、アイディアのブラッシュアップの部分に焦点を当てた構成としました。

ワークショップの最後は「サロン形式」とし、自由に歓談をしていただくことにしましたが、みなさん積極的に立ち歩かれ、他のグループのメンバーや、発案者さんとの会話を楽しんでおられたのが印象的でした。

あらためまして、2回を通しての9名の発案者のみなさん、そして2回30名以上の参加者さんとともに作ったそれぞれ3時間でした。本当にありがとうございました。それから、いつも助けてくれる、MブリッジNさんを始め、テーブルファシリのメンバーのみんな、ありがとう。

2012年12月4日火曜日

2013/アイディア・ラボ〔β〕パートナー/クライアント企業様募集のお知らせ

アイディア・ラボ〔β〕では2013年のパートナー/クライアント企業様を募集いたします。募集の内容は以下の通りです。内容については、ご相談に応じられる場合もございますので、一度ご相談ください。

(1)募集企業数
 半期×4社様(一年通しての場合、2社様となります)


(2)パートナー企業様/クライアント企業様
①パートナー企業様とは
 アイディア・ラボ〔β〕と一緒に新商品、またはサービスを開発し、パートナーとして市場に出す企業様を募集します。

②クライアント企業様とは
 アイディア・ラボ〔β〕が御社の開発のプロジェクトを推進いたします。

(3)契約期間
 プロジェクトにもよりますが、半期または1年間のご契約となります。1年のご契約が成立した場合、残りは半期2社または1社様、または1年1社様となります。プロジェクトのスタート時期につきましては、ご相談に応じます。

(4)サービス内容/費用

①パートナー企業様について
 通常月2回のMTGを米山、池山が主催、計画し、ファシリテートいたします。費用については、完成した商品、サービスの売上げに対してのパーセンテージでのご契約となります。詳細はご面談の上、ご提案いたします。

②クライアント企業様について
 通常、月に1~2回のMTGを池山、米山が主催、計画、ファシリテートいたします。この場合、月額は¥50000~となります。
 MTGには、クライアント/パートナー企業様また、当方で企画要員をご用意することもございます。ご利用の例としては、2012年には通年で企画要員2名付きでのご利用を頂いた企業様がございます。

*①、②ともに、ご要望がある場合には、ファシリテーション、アイディアワークのノウハウもパートナー/クライアント価格にて、指導させていただきます。(別途)

*ご注意いただきたい点
 アイディア・ラボ〔β〕はあくまでも企画チームとしてのお手伝い。実働部隊ではございません。企画実行に伴う実際の業務(諸手配など実際の活動)については企業様でお願いいたします。



以上、お問い合わせ、お申し込みはyone(at)mctv.ne.jp(担当 米山)まで。(at)をアットマークに代えてお送りください。お早めのお問い合わせ、お申し込みをおすすめいたします。

また、アイディア・ラボ〔β〕では、創造力アップ、企画力アップ、ファシリテーション力アップのセミナー/ワークショップのご依頼も承っております。上記メールアドレスにて、ご相談ください。


2012年11月20日火曜日

第1回NPO経験交流セミナー終了

今日はみえ市民活動ボランティアセンター様からご依頼いただいた、「第1回NPO経験交流セミナー」のワークショップを実施して参りました。

今回は、伊勢市での開催でしたが、最初に四日市で活躍されているNPOさんの事例報告を聞き、その後我々アイディア・ラボ〔β〕のワークショップを行う、というものでした。

実はすでに、第2回の予定が入っておりまして、基本同じWSを実施しますので、次回ご参加の皆さんへのネタばれを懸念しまして、WSの内容については詳細は避けますが、参加の皆さんは全体として、非常に意識が高く、熱心に事例発表を聞いておられたのが印象的でした。

その後のWSでは、今回初めて、池山、米山のWファシリテーターで行いましたが、まずまずのできだったのではないかと自画自賛しています(笑)


今回のWSでは、「質問の力」をメインに、ざくっと言うと、グループのサイズを変えながら、対話をメインに据えた者になりました。

二人でじっくり話してもらったり、グループで話し合ってもらったりしながら、何かを作り上げる、というよりも、緩やかに違う視座を感じてもらう、というような内容となりました。

次回は12月7日に四日市市のなやプラザにおいて、第2回が実施されます。

今度は、伊勢の団体さんを四日市に招き、同じように事例報告と我々アイディア・ラボ〔β〕のWSとなります。

まだ、席には余裕があるようです。よろしければ、お問い合わせ等はこちらから。





2012年11月13日火曜日

11/20(火)NPO経験交流セミナーでワークショップを開催します


久しぶりの更新になりました。

来る11/20(火)13:30~16:30でいせシティプラザにて行われる、「NPO経験交流セミナー」の後半部分で、わがアイディア・ラボ〔β〕がワークショップを実施させていただきます。

前半部分では、四日市市を中心に活動しているNPOさんを招き、発表を聞きます。

それを踏まえて、後半では「参加者さん相互の交流」と、「協働」をテーマにしたワークショップを行います。

このイベントは、2回連続の第1回で、今回は四日市地区のNPOさんを伊勢に招き、次回は、伊勢地区のNPOさんを四日市に招きます。

後半部分のワークショップはいずれもアイディア・ラボ〔β〕が実施します。





今回のWSのテーマは「質問の力」です。質問にはとても強力なパワーがあります。それは、質問によって「思考」が働き出すからです。








よい質問はよい「思考」の流れを生み、新しい視座を与えてくれます。

今回のワークショップでは質問により、自分の中で起こった感情や思考にスポットをあてて、質問の力を出発点にして「協働」について探ります。

教えてくれるのは、もちらろんファシリテーターのわれわれではなく、参加者さんご自身の相互作用です。





現代では、いろんな部分についてそうですが、「相互依存」「相互作用」がキーポイントだと思っています。

ダイアローグ 対話する組織 中原 淳 

この本の中で、中原さんは今までの「知識を指導者から被指導者に移す」というタイプの学習を「導管メタファー」と表現されています。

ちょうど、頭にボウルのようなものをかぶせて、そこにパイプを取り付け、知識を流し込むイメージです。



知識を単に流し込むだけの学びでは得られにくいものが社会にはある、と池山は考えています。それは、社会の構成員たる人同士の相互作用によって得られるものではないか、ということがワークショップの考え方の根底にあります。

ワークショップでは知識が全く増えなくても、それは「学び」であると考えています。つまり、知識が今までのままで全く増えないんだけれど、自分の中である知識同士が相互につながりなおす。整理される。こういうこともひとつの「学び」だとワークショップでは考えます。

このワークショップでも、自分の考えについて話し、人の考えを聞き、考え、質問し、その質問に答え、そしてその質問の力について、みなさんで話し合っていただきます。

そこに、単なる知識でない、いわば「暗黙知」「集合知」を皆さん同士の相互作用で見つけて頂きたいと考えています。

まだ空席があるようです。
難しいことを書きましたが、ワークショップそのものは多様な参加者さんとのおしゃべりです。

火曜日の午後ですが、おしゃべりしにいらっしゃいませんか?

お申込み、お問い合わせはこちらです。


■お申込み・お問い合わせ先:
☎ :059-222-5995
FAX :059-222-5971
窓口: みえ市民活動ボランティアセンター
: cente(アット)mienpo.net



2012年10月17日水曜日

新プロジェクト始動!

本日からアイディア・ラボ〔β〕の新しいスピンオフプロジェクトが始動しました。

今回のプロジェクトは、アイディア・ラボ〔β〕が提供する無料サービスです。同時に満を持して、アイディア・ラボ〔β〕のウェブページもできる、かも(笑)です。

年内にはスタートできる予定ですので、ご期待くださいね!

2012年10月9日火曜日

β009終了。満員御礼!

去る、10月5日にアイディア・ラボ〔β〕の第9回ワークショップが満員のもとに終了しました。ご参加の皆さん、誠にありがとうございました。楽しんでいただけましたでしょうか。





 今回のワークショップのテーマはズバリ「未来」でした。
いたずらに、当たる、当たらないを狙うものではなく、想定できる未来を考えておく、という意味での「未来予想ワークショップ」でした。





今回のワークショップは僕の大好きな本なんですが、この本が下敷きになっています。









もう一冊、今はもう絶版になっているようですが、この一冊も。ご興味がある方は、アマゾンで古本で買えるようです。どちらも画像もamazon.jpでお借りしました。



 今回のワークショップの内容は実は、非常に高度だったと思っています。

参加者さんは非常に意識が高く、うまく波に乗って、ワークショップを楽しんでくれたようで、ほっとしました。


今後のアイディア・ラボ〔β〕はどうなって行くのか、代表の私にもまったく予測がつきません(笑)
今月中には、新しいプロジェクト「Something new」が始まりますし、プロダクト(製品)を作るというお話も少しずつしています。

わがまま勝手。おもしろがりの二人のアイディア・ラボ〔β〕ですが、今後もおつきあいのほど、よろしくお願いいたします。

β010については、また後日改めて、お知らせをいたします。
今回はβ009にご参加、誠にありがとうございました。

2012年10月1日月曜日

全国ボランティアフェスティバル終了

去る9月29日、30日、全国ボランティアフェスティバルみえがおこなわれました。その中で、池山はまちづくり部会、分科会11「コミュニティビジネスで地域の幸せをデザインする」のワークショップのデザインと、ファシリテーターをつとめさせていただきました。ご協力、ご参加頂いたみなさん、本当にありがとうございました。






今回のワークショップに関しては、津市NPOサポートセンターの川北さん、そして、僕の大阪大学ワークショップデザイナー育成プログラムの同期の仲間2人にお手伝いいただきました。
 今回のワークショップのプログラムとしては、分科会の中をさらに分科会に分けて、各ファシリテーターが興味を持った社会問題をプレゼンし、参加者さんの興味に従い、テーマを選択していただく、という試みを行いました。



設定したテーマは4つ。
 ・少子高齢化
 ・外国人
 ・結婚、子供
 ・ものづくり








今回のプログラムのサブテーマには「課題を再定義する」ということを掲げました。
 一般的に、どんぶり勘定的に「社会問題」とされていることについて、「本当に問題なのか」「問題だとしたら本質的に問題はどういうことなのか」ということをグループワークの前半で掘り下げてもらいました。そのために、詳細なペルソナを設定したグループもありました。




参加者さんの熱意、好奇心と各ファシリテーターの熱意がかみ合って、立ち上がって話すかたや、ペンを持って書き出す参加者さんもいらっしゃり、非常に熱のこもった話し合いが進められていました。





そんななか、池山は何をしていたか(笑)遊んでいた訳ではありません。写真のようなメモ書きを書いて、各ファシリテーターのお尻を叩く、といういやーな感じの役割をしておりました(笑)





当日は、なんと台風の直撃の一日。分科会は午前中でしたが、午後からのプログラムは全て中止。

 ファシリテーションしながら「JR線の特急は運休、普通は動いております。12:00以降近鉄線の特急は全て運休が決まりました」なんていうアナウンスをしたのは初めてでした(笑)



あらしのよるに、っていうお話ではありませんが、台風の中で皆さんと共有できたあの3時間は非常に印象深いものとなりました。

もう一度、ご参加の皆さん、そして川北さん、こうはんさん、かよちゃん、だんちゃんのファシリテーターチーム。そして走り回っていただいた、松阪市社会福祉協議会の柴田さん、そしてボラフェスの全スタッフの皆さん。ありがとうございました。素敵な時間でした!

2012年9月16日日曜日

ちょうど一年前

ちょうど一年前の今夜。
そして、今。19:00。
アイディアラボ〔β〕の第1回ワークショップ〔β001〕がスタートしました。一年間に8回のワークショップを行いました。毎回ほぼ満員の皆さんにお越し頂き、のべ100名以上の方にアイディアラボにご参加いただきました。

思い返せば、石井力重さんのワークショップに参加させてもらって、米山さんと懇親会でお話しさせていただいたのが、そもそもの始まりでした。
 ちょうどその頃、石井さんも仙台で「ブレストカフェ」というイベントをしておられて、我々もやろう!っていうのがことの始まり。

 あろうことか、このアイディアラボの活動から、スピンオフして、一般企業さんからのご依頼で企画会議を一年間のプロジェクトで請け負ったり、県内NPOさんから研修のご依頼を頂いたり、この秋にも何件かワークショップのご依頼を頂いています。


その一般企業さんからのご依頼の一環で、ママを対象としたワークショップも複数回行いました。今後も行う予定です。




少し前に、第1回の〔β001〕の告知分はご紹介しましたので、今回はその前の池山と米山のメールのやり取りのなかであった、アイディアラボ〔β〕のネーミングの案を幾つかご紹介しましょう。やりとりがなかなか面白かったので、そのまま紹介します(笑)

米山さん
ブレストカフェ(仮)なんですが、
なんか、ちょっといい名前ないでしょうかねー

ブレインライティングみたいにして、
ちょっとアイディア出ししてみませんか。
10こずつとか(先攻有利ですね(笑)

ブレストカフェ
アイディアフェ
アイディア活動(アイカツ)カフェ
脳嵐(ノウラン)カフェ
発想カフェ
ひねり出し茶房
脳内カフェ
ブレインシェイク
思いつきカフェ
ひよこカフェ

最後はかなり苦し紛れですが(笑)
では、次は米山さんの番で(笑)

いけやま
 
・ブレストカフェ「アゴラ」
・ブレストラボ「脳の翼」
・ブレインの翼
・脳力 カフェ
・アゴラカフェ
・アイデア120%塾
・月イチ・ブレストラボ
・ブレスト&チャンス
・無限大ブレスト
・企画王

ん~
タイトル付けもβ版のワークの中でやっちゃいますか?
ヨネ

アイディアラボ
あいたま(アイディアのたまご)
アイディアボックス
1000000ideas(
カウントして行って百万個のアイディアを出すまでやる)
アイ力カフェ(あいりょくかふぇ)
アイディア屋本舗
ブレイン×ブレイン
アイディアトライアルカフェ
アイディアデスマッチ(笑)
アイディア一本勝負
 
出張前に!

ハイパーブレインマーケット
アイデアパラダイス
ブレストパラダイス「アゴラ」
ブレストの楽園
プレストパワー
ビジネスブレスト
1000000ideas ←読みを「ミリオン・アイデア」と。
三重ブレストランド
アイデア創出カフェ
ブレストパーティ

nnovationカフェ
Mideaカフェ(M(三重/松阪)+アイディア)
アイディア道場
ミリオネア・アイディア
ビジネス・アイディア教習所
ビジネス・アイディア創出塾
真実のアイディア
簡単アイディア発想塾
アイディア交差点
アイディアクロスロード

よぉ~し!

良質量産アイデアファクトリー
アイデア社
ひらめき工房
一粒万倍アゴラカフェ(←
元々やろうとしていたアイデア創出事業の名称)
アインシュタイン・ラボ
ダヴィンチ・ベイビー
ラブ&ピース&ブレインストーミング

7個やけど…
すまぬ。
 
100までいきましょう!(笑)
いけやま

73 アイディアの納戸
72 イノベーションの引き出し
71 アイディア道具箱
70 イノベーション・ツールボックス
69 アイディアツールボックス
68 アイディアおもちゃ箱
67 ブレイン・スクランブル
66 学びの竜巻
65 学びの嵐
64 脳みそ交差点
63 イノベーション・ラボ
62 i-ラボ
61i-カフェ
60コペルニクス的カフェ
59 ガリレオ・ラボ
58 コペルニクス・カフェ

いい感じでアホらしいのも出てきました。

90 ビジネスアイデア勉強会
89 アイデアとビールの夜
88 リアルアイデア
87 アイデア法則発見会
86 「アイデア×価値創造」実験室
85 金曜夜のアイデア部
84 社外アイデア部
83 アイデア・ポジティ部
82 企画部アイデア課
81 社会人のためのアイデアパワー養成塾
80 アデイア
79 2年後に花が咲くアイデアの種を撒く会
78 アイデア・アウトプット
77 アイデア&ビジネスブレイクスルー
76 アイデア・トルネード
75 アイデア・カーニバル
74 アイデア・フェスティバル

後三つはおゆずりします(笑)
すごいの出してくださいね(とプレッシャーをかけておきます(
笑))

いけやま

97 βーファクトリー
96 アイディア地図
95 アイディア戦隊ブレストン!
94 企画会議β
93 特命社外アイディア部
92  i&b Labo(アイディアとビール)
91 アイディアカフェβ(仮題がそのままとか)
 
こりゃ、ズルイわぁ~(笑)
 
100 アイデア創出トレーニングラボ
99  アイデア会議所
98  アイデアライフ研究所
 
これでご勘弁を。
 
どうやって決めます?
 

2012年9月13日木曜日

情報の量

かなり昔になるのですが、このグラフを紹介しておきながら、その中身を説明していないことを突如として思い出したので、ちょっとこの記事をエントリーしてみます。

これは、以前にアイディアラボ〔β〕のオープンアワー(ソーシャルランチみたいな感じです。またやりたいですね。みなさん、いかがですか?)でHさんとお話していたときに、仮説を持って一つのことを調べてみて、それをグラフにしたら、あまりにはまったので、2人で大笑いした内容だったのです。

これは、なにか。これは、実はUSBメモリの容量を発売年でプロットしたものです。2009年賀最後ですが、256Gというのが最終となっています。スタートの2000年が16Mからスタートしていますから、一体何倍になるんでしょうか。

その時の仮説は文明の発展というのは、実は一次関数のような直線ではなく、2次の曲線になる、という仮説でした。詳細はともかく、イメージはばっちりでしたね。

さて、今日なぜこの話を思い出したかというと、Facebook上である方と、「情報についていけない」というお話をしたのでした。

以前にグーグルの検索結果が全てA4にプリントアウトして家に届いたら、数tになる、っていう馬鹿げた計算をご紹介したこともありますが、現代の情報の量は半端ではありません。

では、この時代には情報とはどうつきあったらいいのでしょうか。池山の事例をご紹介します。

池山は情報は主にRSSリーダーでとっています。時事、ソーシャルなことに関すること、テクノロジーに関すること、などいくつかのニューススタンドをRSSに登録していて、その見出しだけを一日に数百だと思いますが、読み飛ばします。ときおり、気になる記事は本文まで読みますが、それは一日に数十だと思います。

あとは、ツイッター、Facebookからの情報ですね。知人がアンテナに引っかかったことをキャストするものを拾っています。これは結構バカに出来ない。

さて、ここに共通するのは、間に誰かが情報を収集して届けてくれる、ということですね。ニューススタンドについては、そのジャンルをまとめてくれるサイトがポイントです。

こうやって、情報を集めて紹介したりしてくれるヒトを「キュレーター」その行為を「キュレーション」といい、もともとは美術館や博物館の学芸員さんのような仕事のようです。

これからの時代、情報が今以上に多くなることが予想されます。その情報の波にまともにぶつかると溺れてしまうので、その中で流れのいいところ、波の弱いところを見つけて泳ぎきる、というスキルがこれからの時代には必要とされているのだと思います。

この一冊が参考になりました。
キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書) 佐々木 俊尚 

そんなに得意ではないのですが、技術的な話を少ししておくと、RSSリーダーはこれをつかっています。Googleリーダー

気になるサイトのURLを放り込むとそこからRSS(更新したら知らせてくれるもの)をピックアップして登録してくれます。あとは、iPhoneのアプリで毎日チェックするだけです。

iPhoneアプリでは、未読のRSSがバッジに数で表示されるので、半ばノルマな感じで見て行くのですが、池山の場合でだいたい一日300〜500くらいの感じです。

テレビは見ませんし、新聞も取っていませんが、なんとかこれで時代について行けるようです(笑)

2012年9月4日火曜日

「ファシリテーション心技体」終了しました

去る9月3日に松阪市市民活動センターにおいて、「2012年度 ネクストドア講座「ファシリテーション心技体」」を実施させていただきました。

ちょうど20名のご参加をいただき、なかなか盛況でした。
一枚目の写真はこれは、事前の準備ではありません(笑)これも講習、ワークショップ中の一コマです。池山のワークショップではときどき、こうやって参加者さんは机を運ばされます(笑)。

言い訳のようですが、これには実は意味があります。これは、ご自分達で机や椅子を動かしてもらうことによって、「一緒に場を作っている」という感覚を持っていただきたいと思っているんです。

今回の講座では、ファシリテーターを「恊働促進者」と定義しましたが、もっとつっこむと、池山の中ではファシリテーターは「中立な立場で、主体的な参加を引き出し、合意形成を助け、恊働を促進する」と定義をしています。この机運びは、そのなかの「主体的参加」ということに関連しています。

 「自分ごと」として会議をとらえる、ということは意外と意識されていないのではないか、と思っています。机に座れば資料が置いてある。ペットボトルのお茶が置いてある。そうやって、誰かに依存していると会議は「ひとごと」のようになってしまいます。

そして会議が上手く進まないと、「議長」に責任を求める。実は会議はひとごとではありません。本来その会議の結末いかんがおおきく影響を及ぼすのは、その会議の参加者さん自身のはずです。ここを勘違いされていることが多い。そして、その勘違いはファシリテーターのなかにもあります。良い結論が出ないのは「ファシリテーターが悪い」と思いがちです。

でも、実はそうではなく、大切な結論を出すのは、「参加者さん自身」なのです。ここは大切なところだと思っています。

その、主体的な参加を引き出すための一つの方策が、「話し合いの場をみんなで作る」ということだと考えています。小さなことですが、一つのきっかけになれば、と思って、ファシリテーション関係のワークショップではよく実施しています。

もう一つ、言い落としていたことに、「ファシリテータに唯一無二の姿はない」ということがあります。だれもが理想のファシリテーター像、というのはお持ちなのかもしれませんが、実は目指すところはそこではなく、「あなたなりのファシリテーター像」でしかないのではないか、と思うのです。
池山がファシリテーターになると、こんな場になりますが、これを全く同じプログラムを他のファシリテーターが進めて行くと、きっと違う場になると思いますし、それで良いのだと思うのです。

会議はそこの場に居合わせた方の、総和でなく「相乗」で決まるのが理想だと思っています。「相乗」とは5人いるから、全ての足し算ではなく、その足し算の結果、「総和」よりも大きくなるべきということで、これはこの日にお話しした「ファシリテーターの信念」と同義です。

「相乗」ということは、当然参加者一人が変われば、結果も変わるはずです。それが、ファシリテーターであれ、参加者であれ、一人変われば会議のバランスは変わると思います。

ワークショップの最初の方で多様性について感じてもらいましたが、ファシリテーターもまた多様で良いのだと思うのです。 ですから、他の人になろうとするのではなく、あなた自身のままでファシリテーターになっていただきたいと思います。

ここに、もう一つ、ファシリテーターになる人以外の人が、ファシリテーションについて学ぶことの答えがあるのではないか、と思っています。
 会議は人の集団であり、参加している人の発言や、行動が変われば会議のバランスが変わるのではないかと思うのです。つまり、今回の講座を受けていただいて、ファシリテーションについて、なにかを感じて頂いた方が、次の会議で少し変ってもらえれば、今までと同じメンバーの会議の中のバランスが少し変わる。そして、それは良い方に変わるのではないか、と思っているのです。

最後になりましたが、ご参加頂いたみなさん、ありがとうございました。またお会いできるとうれしいです。

β008、超満員にて開催しました!感謝!

去る8月31日に松阪市日野町の「ぴのまちカフェ」にて、アイディアラボ〔β〕の第8回、〔β008」を実施いたしました。

今回は、当日キャンセルの方を含めて30名のお申し込みを頂き、26名のご出席を頂き、とてもにぎにぎしく開催されました。参加いただいたみなさん、誠にありがとうございました!

今回は、米山副代表が担当し、いつもの「がちワークショップ」といった感じでなく、どちらかというと「トークショー」に近い内容で実施いたしましたが、ご参加のみなさんには楽しんでいただけたようです。いただいている恒例のポストイットアンケートは近日中に公表いたしますので、もうしばらくお待ちください。


トーク中心ではありましたが、その中には参加者さん相互の対話もあり、その部分も非常に盛り上がっていました。
こういった、いろんなジャンルの方とあっていただけるのも、アイディアラボ〔β〕が支持を頂いている理由なのかも、と米山、池山の2人で話しました。


詳細な内容については、ノウハウにも属するものなので、お話しするのは控えますが、副代表の米山が過去に行ったイベントの企画を例に、企画を立ち上げるときに、いかに立体的な企画にするか、といった内容で、参加者さんはしきりにメモを取っておられました。



この夜は、中日新聞社の記者さんが取材に来てくださったんですが、その記事が9月2日の朝刊に掲載されました。中日新聞さん、ありがとうございました。





さて、実は10月5日(金)の夜に次のアイディアラボ〔β〕の第9回ワークショップを実施するんですが、残念ながら16名限定の座席が、56時間ほどで全て埋まってしまいました。
現在、キャンセル待ちの募集を行っております。毎回、お仕事のご都合や、体調等でキャンセルされる方が何名かいらっしゃいます。ダメ元でキャンセル待ちで申し込んでみてください。詳細はこちらです。

そうそう、中日新聞さんに、近日中にもっと大きな記事がでるかもしれませんので、またお知らせしますね。